日記

毎日を記録してみようと思いました。

理想主義者だった。そこから変わりたくないと思うのにそうもいかない。わたしのなかのタガが外れた。何もかも変わってしまった。思えばわたしは自分のことばかり考えていた。自分がどう見られるか、どれだけ自分の思うようにことが進むか、どうすれば自分が傷つかないですむか。近づこうとしてくれた人の思いを考えもしなかった。弱さを見せるのは他のどんなことよりも怖いことだった。つまらない話をするのも得意だった。自分語りに終始していたのだろう。

人の思いを汲んでいるつもりで本当は自分を守ることに必死なだけだった。優しさを持ち合わせていると思っていたけどそれは優しさではなかった。先ほども言ったように、わたしのなかの秩序がまったく崩れてしまった。だから、これからどうなるのか予想がつかない。大嫌いだ、絶対にやりたくない、こんな人になりたくない、と思っていたような人間になるかもしれない。結婚なんてしない、と固く決めていたのを流れに身をまかせてしまうかもしれない。そのうち、タバコを平気で道端に捨てるような人間になってしまうかもしれない。痛みに苦しむ存在を遠くに感じて快楽に溺れるだけの人間になってしまうかもしれない。